フィッシング対策協議会は2023年10月5日、9月のフィッシング報告状況を公開しました。

⇒ フィッシング対策協議会「2023/09 フィッシング報告状況」
https://www.antiphishing.jp/report/monthly/202309.html

報告件数は、7月、8月と減少していましたが、9月になり再び増加しております。
報告数全体に対する分野別の割合では、EC系が約46.2%、クレジット・信販系が約21.3%、オンラインサービス系が約12.0%、金融系が約7.2%、公共サービス系が約4.0%、交通系が約3.1%となっております。
EC系ではAmazonをかたるフィッシングの報告が増加しており、報告数全体の約40.8%となりました。次いで、ETC利用照会サービス、三井住友カード、Apple、マイナポイント事務局をかたるフィッシングの報告が多く、Amazonと合わせると全体の約71.3%を占めました。
フィッシングサイトを経由して漏えいしてしまった携帯電話番号や個人情報は、悪用されてさまざまなサービスのログインや、キャリア決済やキャッシュレス決済サービスで不正利用されます。
普段から、メール内のURLではなくブックマークなどからサイトを開くように意識し、ログイン情報や口座情報などの入力を求められた場合には一度立ち止まり、その手続きに怪しい点がないかを確認するようにしましょう。

また、フィッシングメールに注意するためには、受信者自らがメール文中の怪しさを判別できるようになることも重要です。
標的型攻撃メール訓練にて、判断力を身に付けることも有効な手段となりますので、ぜひご検討ください。

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